恐れずに行け
ネットの記事を読んでいると、外国人からすると日本人は失敗するのを恐れていると見られている。違うと思ってて失敗するのがイヤじゃなくて、怒られるのを恐れているんじゃないのかなと思った。決まったことをやっておけば怒られることは少ないけど、ちょっとはみ出てしまうと怒られてしまう。前例がないから怖がっているのかもしれない。二つの記事を取り上げてみる。
みんなミスをしたくないんだと思う
エミル・サロモンソンって選手がアビスパにいた。エミルはアビスパをJ2からJ1にあげてくれた選手の一人だ。エミルは今でもアビスパのことを応援してくれていて、本当に聖人のような人だと思う。そんな彼が 「みんなミスをしたくないんだと思う」福岡スウェーデン人DFが母国に伝えた日本サッカーと日本社会 の中で、こう言ってた。
どういうことかというと、みんなミスをしたくないんだと思う。間違いを犯すのをいつも怖がっている。そういった特徴が社会システム全体に影響を及ぼしているね。あらゆることに対してダブルチェックやトリプルチェックが必要なんだ。
アビスパのことだけを言っているんじゃなくて、日本全体のことを言っている。恐れる必要はないのである。間違っても良い。あとから、修正できればいいのである。
やっぱり日本人の子供は間違うことを怖がってる
英国人のショーン・キャロルさんは、サッカージャーナリスト。彼も、日本サッカーは英国人にどう見える?…ショーン・キャロルはなぜJリーグを追い続けるのか【サッカー、ときどきごはん】 の中で、このように言っていた。(ブログは有料です)
僕の英会話学校で働いている経験から言えば、やっぱり日本人の子供は間違うことを怖がってる。僕は小学校で働いてないから本当のことはわかんないけど、多分先生が間違ったら怒るんじゃないかな。
子供のころからとなると、やっぱり教育?が悪いのかなとも思ってしまう。ミスしてもいいと思う。極端にミスを怖がってしまうと、チャレンジができないから。カウンターが怖くて、ボールをもつことを恐れてはいけない。
若者が犯してはいけない唯一のミスは、勇気を持たないこと
FC東京の監督のアルベルトは、勇気を持てと言っています。勇気を持って攻めたら、ミスしてもいいんよ。
若者にはミスを犯す権利がある。若者が犯してはいけない唯一のミスは、勇気を持たないこと。勇敢に戦った結果のミスを気にする必要なんてない。コミ、引き続きプレーヤーとして、そして人として成長してくれることを期待してるぞ。 https://t.co/Ef5xAOnluw
— Albert Puig i Ortoneda. 歩部瑠 (@puigortoneda) November 4, 2021
勇気を持つというのは、やることを明らかにすること
最後に中日の井端の星野監督についたうそ の記事を引用して終わろうと思う。
成功する選手は正直分からない。それぞれにあるんだろう。でも失敗する選手は共通している。自分が何をすればいいのか分かっていない。その日グラウンドに来て『きょう何しよう』と考えているようでは1歩目が違うよ
やれることを増やすために、やることを明確にすることが勇気を持つことにつながると思う。あんまり量とか関係ないと思ってたけど、練習量って大切だと思ってきた。少しずつ獲得することによって、慣れていって、怖がることをやめることができて、自信や勇気につながると思う。ミスをして責任の所在が自分にあっても、受け入れることができるんじゃないかな。1点取られたら、2点取ればいいのである。
自分は英語が苦手で、毎日 2時間ぐらいは休まずに英語の勉強を続けてきた。native に囲まれてうまく話すこともできなかったけど、量をこなすしかないと思って日々やっていて、4月で 2年が経ちます。やっぱり話すのは怖いけど、2年前よりは自信と勇気を持っています。
「先頭に立つ勇気」は、「孤独を恐れぬ勇気」
このblogをリリースしようと思った日、たまたま、 平成19年度入学式(学部)総長式辞 見ていた。やっぱり勇気だよなと思った。